旅の前にでも

玄関から出れば、旅は始まっている。

Amazon Hubは何を目指しているのかを考えた。

Amazon宅配ボックスを発表

Hubとは

Amazonは2017年7月27日(米国時間)に、

Hubという宅配ボックスを発表した。

https://thehub.amazon.com/

Hubはアパートやマンションなどに設置し、

Amazonの配送はもちろん、Amazon以外の配送にも対応する。

現時点では、個人居住者向けにデザインされ、

デジタルキーパッドによって解錠することができる。

日本でも普及しつつある、宅配ロッカーと考えても差し支えないだろう。

現段階では。

3つのキーポイント

1. ラストマイルに設置した意味

ユーザーとの最後の接触点にHubをAmaozonが導入した意味は、

  • 配送の出口が常に「Amazon」の看板になることで、ユーザーのなかでAmazonのプレゼンスの上昇
  • 配達データを収集し(何が、どこから来たのか、そして誰が注文したのか)、カスタマーサービス向上に利用

などが挙げられる。

これらはHubの普及段階まで軸となるHubの活用法であろう。

2. シェアサービスとの連携

どこまで、Amazonやユーザーが普及に本腰を入れるかはまだ不透明ではあるが、

Hubが普及したときに考えられる次の活用法として、

シェアサービスとの連携が考えられる。

 

例えば、Airbnbとの連携はどうだろうか。

宿泊する部屋の鍵の受け渡しで利用すれば、

ホスト、ゲストともに利便性が向上する。

ホストは番号を伝え、ゲストはその番号を入力し鍵を受け取ることができる。

現在でもダイヤル式のボックスを用いれば同じことができるが、

これが世界的な基準になれば、ユーザーは鍵の受け渡し方法への不安が解消され、

利便性の向上につながる。

 

3. 街中への進出

街中へAmazon Hubが広がり、「ロッカー」として現れたらどうだろうか。

世界共通のUIで利用できるロッカーは便利だ。

そして、個人間でのモノのやり取りにまでAmazonが乗り出したら、

Hubはモノのネットワーク「ハブ」となる。

つまり、モノは人が渡す時代から、数字や文字と行ったデジタルデータでモノをやり取りする時代になる。

結論

Hubという名前はここから命名されたのではないかと思えて来る。

物理的なモノと人を繋げる「ハブ」を目指すのが、

Amazon Hubプロジェクトの狙いなのではないだとうか。

 

われわれに馴染みのある宅配ボックスという形からそのプロジェクトはスタートし始めたのかもしれない。

 

以上です。

楽しい人生を。